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46歳でサラリーマンを引退。今はライフスタイル・コーチとして活動しながら、家族との時間を大切にして毎日幸せに生きてます。「経済的自由!」とか、りきまずに、気楽にたのしく生きる方法のアイデアを、お裾分けしたいと思います。 こんな本やメルマガも書いてます↓
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お金の基本は「入るを図り、出るを制す」です。

ということで、前回は支出があなたのライフスタイルの反映であり、お金のために生活をするのではなく、生活を豊かにする道具として、お金を使えるように考えましょう、というお話をしました。

今回は、お金のもうひとつの側面。

収入について考えて見ましょう。


● 収入のステップ

マズローの欲求5段階説というものがあります。

人間の欲求は

1.生理的欲求
2.安全の欲求
3.親和の欲求
4.自我の欲求
5.自己実現の欲求

の5段階で発達していくというものですが、収入もこれに似ています。

まず最初に衣食住を賄える金額、次に不測の事態があっても安全に暮らせる蓄え、その後に社会参画や自分の夢を実現できる余裕、となるでしょう

収入を考えるというと、すぐに年収がいくら・・・と考えてしまいますが、それよりも、それぞれのステップを自分がどのように考えているのか?が先にあり、そのために、自分の収入はどうあるべきか?を考えなければなりません。



● 衣食住レベル

衣食住レベルでは、「手から口へ」と言われるように、収入の全てが衣食住を賄うために使われてしまいます。

これは年収が300万円でも3000万円でも関係ありません。
どんなに高額な年収を得ていても、それで生活費(と税金)を支払ったら後になにも残らない、というのであれば、それは衣食住レベルです。

多くの場合、収入を増やすことよりも支出を検討することによって、衣食住レベルから抜け出すことが可能になります。

支出の検討に関しては前回の記事をお読みください。


● 安全レベル

不測の事態が起こっても、現在の生活をどれだけ続けていくことができるか?というのが安全レベルをクリアするためのポイントです。

と書くと多くの方が「どれだけ貯蓄があるかって話だろ?」と思われるかもしれませんが、この「安全」についての考え方が、最も誤解されている部分であり、また、安全レベルがクリアできている人はほとんどいないのが現実です。

今の社会で一番ダメージが大きく、かつ可能性の高い不測の事態は、業績悪化にともなう早期退職の対象になってしまう、とか、勤務先の不祥事で会社が倒産していまう、という「職の安全」ではないでしょうか?

今回のサブプライムローンに続いて起こった金融不況では、世界的な金融機関が倒産したり、大量の人員削減を行いましたし、国内の金融会社でも倒産する企業がでました。

もし不幸にして職を失うことになったら、どれだけの期間、生活を維持できるか?

1年間の年収分の貯金があれば1年。2年間の貯金があれば2年。という単純計算になります。

年収が高くて貯金が多い人は、生活レベルを落とせば・・・と考えるでしょうが実際には、豪華な家の固定資産税、今までの多額の収入に対する税金、高価が車のローン・・などなど、生活レベルをかなり落とさないければならないので、年収が高いほど生活に与える影響は大きくなるのが一般的です。


● 安全は貯蓄では買えない

このように考えると、収入の多寡にかかわらず、給与(または勤労収入)と貯蓄だけでは安全を手に入れることはできないことが、わかります。

実際に生活の安全を手に入れるためには、二つの方法しかありません。

ひとつは自分が働かなくても、生活費以上の収入が得られるようにすることです。

このごろは「不労所得でハッピーリタイヤ」のようなメルマガや本が沢山出ていますが、不労所得はリタイヤのためではなく、生活防衛のために不可欠な手段と考えるのが健全な姿だと、私は思います。

もうひとつは、一生の生活費を賄えるくらいの貯蓄を作ることですが、これを給与からの貯蓄だけで実現するのは、年収数億円の金融企業のCEO以外には、不可能な話しです。

ですが、貯蓄していたお金を長期の投資に回せば、決して不可能なことではありません。

現実には貯蓄と投資を活用して、不労所得に結びつけることが、もっとも一般的な方法です。

この点については、また次回以降に、詳しくお話いたします。

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「出るを制す」のむずかしさ
「出るを制す」のは一旦生活レベルを上げてしまうと難しいですね。このバランスを保ち、ハッピーな日々をすごしたいです。これからもためになる、情報・メッセージを発信してください!楽しみにしています。
casset 2009/03/19(Thu)00:10:53 編集
無題
高収入の方が退職(または失職)したときの、最大のダメージは、前年度収入にかかる税金や社会保障費の払い込みなんです。これを計算にいれずに早期退職の割り増し退職金だけを勘定していた人は、獲らぬ狸を地で行くことになります。
生活レベルについては、ある程度、価値観を変えることが一番なんですが、こればかりは本当に超個人的な問題なんですよね。
この点の矛盾は、私がコーチしていた人の中に多く見受けられた課題でもありました。
だいきち 2009/03/19(Thu)00:32:59 編集
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プロフィール
一流外資系企業だから安心・・・と思ってたら、いきなり日本法人が無くなった!
HN:
だいきち
性別:
男性
職業:
ライフスタイル・コーチ
その後は、会社に頼らない生活を模索しながら会社勤めを続け、6年後に引退。 現在は、家族との自由な生活を満喫しながら、個人の幸せを追求する人を対象にした人間系コーチングを、ライフワークとして取り組んでいます。 企業の奴隷にならずに、自分らしく生きたい!経済的な自立を果たしたい!という人のお力になれるのは、とても幸せなことですね。↓こんな本やメルマガも書いてます。
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