46歳でサラリーマンを引退。今はライフスタイル・コーチとして活動しながら、家族との時間を大切にして毎日幸せに生きてます。「経済的自由!」とか、りきまずに、気楽にたのしく生きる方法のアイデアを、お裾分けしたいと思います。 こんな本やメルマガも書いてます↓
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キューバで見聞してきたことを紹介してきましたが、ひとつ御注意いただきたいのは、キューバは発展途上国では無いということです。
もともとは無敵スペイン帝国が有する新大陸植民地の窓口として、アメリカ大陸の中で最も栄えた都市でした。
金銀などの貴金属、砂糖・コーヒーなどの農産物、奴隷貿易、といった新大陸の富が集積し、本国の都市を凌ぐほどの栄華を極めたのです。
そして、スペインの没落とともに、長い衰退期に入り、その後の変遷を経て現在に至っているわけです。
つまり、キューバは発展途上国ではなく、衰退国なのですね。
もともとは無敵スペイン帝国が有する新大陸植民地の窓口として、アメリカ大陸の中で最も栄えた都市でした。
金銀などの貴金属、砂糖・コーヒーなどの農産物、奴隷貿易、といった新大陸の富が集積し、本国の都市を凌ぐほどの栄華を極めたのです。
そして、スペインの没落とともに、長い衰退期に入り、その後の変遷を経て現在に至っているわけです。
つまり、キューバは発展途上国ではなく、衰退国なのですね。
歴史を振り返ってみれば、ギリシャ、エジプト、インド、ペルシャ、ローマ、スペイン、オランダ、イギリス、と、沢山の国が一大覇権を成し、その後に衰退して、トップスターの座を後進に奪われてきました。
中にはインドや中国のように、長い衰退期(悠久の歴史から見たら、つかの間の出来事かもしれませんが)から、再度、世界の頂点に上り詰めようと再起している国もありますが、ほとんどの国は成長の後に衰亡し、どこかのポジションに安定します。
国も、人間や企業と同様に、成長はどこかで止まり、そこからは衰退を経て、どこかで安定するのです。
そして、上手に安定した状態に留まれなかった場合には滅亡するしかありません。
キューバは、スペインの没落とともに衰退し、その後の独立戦争から一時期は国家滅亡の危機に瀕しながらも、それを革命で乗り越え、独自の安定路線に向かっている国、というのが私の受けた印象です。
彼らは、経済成長によって国際社会の舞台で主役を演ずることではなく、全国民が「人間らしく生きる」ことが可能な国を目指し、そのための必要条件として、医療、教育、最低限の衣食住の保障を整備しました。
そして「幸せに生きる」ための必須要素として、「孤独な存在」を作らないために、家族や地域との絆を重んじた社会システム作りを推進しています。。
この姿は、高福祉国家といわれる北欧諸国が求めているものと非常に似ています。
共産主義経済と自由主義経済といった反対の経済システムにありながら、同じゴールを目指しているというのが、非常に興味深いところですね。
で、日本は?という話になるわけですが、TVの街頭インタビューなどで、「政府に期待することは?」という質問に対して「景気対策」という答えをする人が目立ちます。
もしくは報道が恣意的に「経済対策」という答えを取り上げているのかもしれません。
もちろん景気対策が重要課題であることは間違いが無いのですが、経済対策の結果として、高度経済成長期の夢をもう一度、と思っているのならば、それは大きな間違いでしょう。
世界にも類をみない経済成長を遂げた日本ですが、あのような時代は成長期にある国家だからこそ可能だったのであり、それを世界のトップクラスとなった今の日本が、再び成しえることはありえないのです。
20歳を過ぎてから、10代のような成長は、起こりえないのです。
あの成長は安価な為替と労働力があったからこそ可能だったので、それを再現できる可能性を持つのは、中国やインドをはじめとする、未成長の国々にしか持てない特権なのです。
では、どうすれば良いのか?
これも人間の一生と同じです。
人間は年齢を重ねるにしたがって、それまでに蓄えた資産や経験、知識を活用して、可能性とリスクを持つ体力任せの挑戦者から、安定した生活を営む大人へと成長していきます。
つまり日本も、今までに国内に蓄えたインフラや資産を効率的に活用し、全国民が人間らしく幸福な暮らしをするために、ゴール設定を切り替えなければなりません。
民主党が言う「コンクリートから人へ」とか、「命を大事にしたい」という言葉が、これを意味しているのなら良いのですが、政局運営を見ていると、不安が一杯ですよね。
だとしたら、私たち自身が「狭い島国の中で格差を作って競争するよりも、みんなが安心して暮らせる社会を第一に作りたい」と意識的に変わらなければなりません。
そして、政府があてにならなくても、自分たちの暮らしが崩壊しないように、なにをどうすれば良いかを、必死に考えなければならないでしょう。
このブログが、そのためのアイデアを提供できたらいいな、などと想っているんです。
中にはインドや中国のように、長い衰退期(悠久の歴史から見たら、つかの間の出来事かもしれませんが)から、再度、世界の頂点に上り詰めようと再起している国もありますが、ほとんどの国は成長の後に衰亡し、どこかのポジションに安定します。
国も、人間や企業と同様に、成長はどこかで止まり、そこからは衰退を経て、どこかで安定するのです。
そして、上手に安定した状態に留まれなかった場合には滅亡するしかありません。
キューバは、スペインの没落とともに衰退し、その後の独立戦争から一時期は国家滅亡の危機に瀕しながらも、それを革命で乗り越え、独自の安定路線に向かっている国、というのが私の受けた印象です。
彼らは、経済成長によって国際社会の舞台で主役を演ずることではなく、全国民が「人間らしく生きる」ことが可能な国を目指し、そのための必要条件として、医療、教育、最低限の衣食住の保障を整備しました。
そして「幸せに生きる」ための必須要素として、「孤独な存在」を作らないために、家族や地域との絆を重んじた社会システム作りを推進しています。。
この姿は、高福祉国家といわれる北欧諸国が求めているものと非常に似ています。
共産主義経済と自由主義経済といった反対の経済システムにありながら、同じゴールを目指しているというのが、非常に興味深いところですね。
で、日本は?という話になるわけですが、TVの街頭インタビューなどで、「政府に期待することは?」という質問に対して「景気対策」という答えをする人が目立ちます。
もしくは報道が恣意的に「経済対策」という答えを取り上げているのかもしれません。
もちろん景気対策が重要課題であることは間違いが無いのですが、経済対策の結果として、高度経済成長期の夢をもう一度、と思っているのならば、それは大きな間違いでしょう。
世界にも類をみない経済成長を遂げた日本ですが、あのような時代は成長期にある国家だからこそ可能だったのであり、それを世界のトップクラスとなった今の日本が、再び成しえることはありえないのです。
20歳を過ぎてから、10代のような成長は、起こりえないのです。
あの成長は安価な為替と労働力があったからこそ可能だったので、それを再現できる可能性を持つのは、中国やインドをはじめとする、未成長の国々にしか持てない特権なのです。
では、どうすれば良いのか?
これも人間の一生と同じです。
人間は年齢を重ねるにしたがって、それまでに蓄えた資産や経験、知識を活用して、可能性とリスクを持つ体力任せの挑戦者から、安定した生活を営む大人へと成長していきます。
つまり日本も、今までに国内に蓄えたインフラや資産を効率的に活用し、全国民が人間らしく幸福な暮らしをするために、ゴール設定を切り替えなければなりません。
民主党が言う「コンクリートから人へ」とか、「命を大事にしたい」という言葉が、これを意味しているのなら良いのですが、政局運営を見ていると、不安が一杯ですよね。
だとしたら、私たち自身が「狭い島国の中で格差を作って競争するよりも、みんなが安心して暮らせる社会を第一に作りたい」と意識的に変わらなければなりません。
そして、政府があてにならなくても、自分たちの暮らしが崩壊しないように、なにをどうすれば良いかを、必死に考えなければならないでしょう。
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プロフィール
一流外資系企業だから安心・・・と思ってたら、いきなり日本法人が無くなった!
HN:
だいきち
性別:
男性
職業:
ライフスタイル・コーチ
その後は、会社に頼らない生活を模索しながら会社勤めを続け、6年後に引退。
現在は、家族との自由な生活を満喫しながら、個人の幸せを追求する人を対象にした人間系コーチングを、ライフワークとして取り組んでいます。
企業の奴隷にならずに、自分らしく生きたい!経済的な自立を果たしたい!という人のお力になれるのは、とても幸せなことですね。↓こんな本やメルマガも書いてます。
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