46歳でサラリーマンを引退。今はライフスタイル・コーチとして活動しながら、家族との時間を大切にして毎日幸せに生きてます。「経済的自由!」とか、りきまずに、気楽にたのしく生きる方法のアイデアを、お裾分けしたいと思います。 こんな本やメルマガも書いてます↓
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4月3日の朝日新聞朝刊の記事に
確定拠出年金(401K)では、退職時期が不況と重なれば、老後の備えが激減しかねない。
若者なら長期で損を取り返す可能性もあるが、退職前後の年齢層には難しい。
そんなリスクを個人に負わせるのは間違いだ・・・
という米国の大学教授のコメントを引用して
確定拠出年金(401K)では、退職時期が不況と重なれば、老後の備えが激減しかねない。
若者なら長期で損を取り返す可能性もあるが、退職前後の年齢層には難しい。
そんなリスクを個人に負わせるのは間違いだ・・・
という米国の大学教授のコメントを引用して
GMで30年間働き、資産の半分をGM株で所有していた50歳の人が、早期退職になるわ、資産は4割目減りするわで
「401Kが粉々になった。人生の計画がすっかり狂ってしまった」
という例を紹介していました。
以前にメルマガで書いたことがありますが、こんな401Kの欠陥なんて、初手からわかっていたことで、実はもっと重大な問題があるのを見過ごしてはいけません。
欠陥その1・手数料
最大にして最悪の欠陥。
401Kは企業が金融機関に運用を委託するのですが、その金融機関は手数料を取ります。
それは一般的に「口座管理料」と呼ばれます。
これが曲者。
一般の証券会社で株の売買をすると「口座管理料」が取られますが、これは売買が発生した時に限られますので、実質は「売買手数料」であり、それもインターネット取引なら無料という会社が少なくありません。
しかし、401Kの運用会社の「管理手数料」は、毎月、定額を「管理手数料」として引き落とすします。
何十年にもわたってかけることになる、401Kですから、累積すればかなりの額になりますよね?
401Kは、「非課税」というメリットを強調して説明されていますが、現在の税制では株式の売買益の税率は10%。
非課税のメリットと、累積の管理手数料のデメリットを、天秤にかけてみないと、どちらが良いかの判断はできません。
しかも、株式なら売買損が出た時には税金は取られませんし、損益通算することも可能ですが、401Kは「運用は自己責任」なので、損をしていても口座管理量をとられ続けます。
欠陥その2・運用制限
401Kで選べる金融商品は、投資信託型、保険型、普通預金、定期預金などがあります。
これらの商品に共通しているのは、
「市場の上げ下げと連動する」
ということです。
これは私にとっては、「自分の人生を株式市場に預ける」としか思えません。
個別企業の株に対する投資であれば、市場全体が下げている時にも利益を出すことができます。
例えば、株式市場が壊滅状態になっている現在でも、それは可能です。
私事になりますが、今回の市場の暴落でも中国株への投資を行っていた私は、中国建材、万科企業、アリババなどへの投資で2倍以上の利益を確定しました。(ご興味のある方は、これらの株価チャートを調べてください)
個別株投資というと、企業の財務分析や、複雑な市場動向分析を行わないと勝てないように言われていますが、今回のように大多数の投資家が極端から極端に動くような状況では、売買タイミングだけに注意すれば、比較的簡単に利益を出すことができます。
もちろん、それを実行する「勇気」は必要ですが、若干の経験があれば、このタイミングを計るのは、さほど難しいものではありません。
しかし、401Kで用意されている商品では、それができないので、絶好の儲け時期に、指を銜えて見ているだけでなく、市場とともに財産が目減りしていくのを見ていなければならないのです。
欠陥その3・原資
401Kの最大のメリットは、「会社が半分だしてくれる」という点にある、と思っている人も多いでしょうし、そのように説明している会社も沢山あります。
しかし、良く考えてください。
その原資はどこから来ているのでしょう?
もちろん会社の利益です。社員が働いて得た利益です。
ということは、本来は給与として支払うべきものを年金の拠出金にしていて、しかもその運用は制限付きであるにもかかわらず、運用責任は社員に取らせるという、なんだかヘンな図式になっています。
では、これで得をするのは誰でしょう?
まず、運用実績にかかわらず、管理手数料を稼げる管理会社。
つぎに、確定給付型にともなう運用リスクを社員に押し付けることができる企業。
最後に、つねに一定の資金を株式市場に流し込むことにより、株式市場の平均株価を底上げできますから、それによって利益を得られる「誰か」。
決して年金受給者ではありません。
お金の運用など考えたくない年金受給者にとっては、自己責任の年金運用などより、一定の利率が保障されている確定給付型年金のほうがありがたいですし、自分で運用を考える人であれば、401Kよりも個別株投資のほうが、高い利益をあげられるでしょう。
どちらにとっても良いことはないのです。
401Kは、人の懐に手を突っ込んで奪ったお金を、「誰か」がよってたかって食い物にするための制度にしか思えません。
「401Kが粉々になった。人生の計画がすっかり狂ってしまった」
という例を紹介していました。
以前にメルマガで書いたことがありますが、こんな401Kの欠陥なんて、初手からわかっていたことで、実はもっと重大な問題があるのを見過ごしてはいけません。
欠陥その1・手数料
最大にして最悪の欠陥。
401Kは企業が金融機関に運用を委託するのですが、その金融機関は手数料を取ります。
それは一般的に「口座管理料」と呼ばれます。
これが曲者。
一般の証券会社で株の売買をすると「口座管理料」が取られますが、これは売買が発生した時に限られますので、実質は「売買手数料」であり、それもインターネット取引なら無料という会社が少なくありません。
しかし、401Kの運用会社の「管理手数料」は、毎月、定額を「管理手数料」として引き落とすします。
何十年にもわたってかけることになる、401Kですから、累積すればかなりの額になりますよね?
401Kは、「非課税」というメリットを強調して説明されていますが、現在の税制では株式の売買益の税率は10%。
非課税のメリットと、累積の管理手数料のデメリットを、天秤にかけてみないと、どちらが良いかの判断はできません。
しかも、株式なら売買損が出た時には税金は取られませんし、損益通算することも可能ですが、401Kは「運用は自己責任」なので、損をしていても口座管理量をとられ続けます。
欠陥その2・運用制限
401Kで選べる金融商品は、投資信託型、保険型、普通預金、定期預金などがあります。
これらの商品に共通しているのは、
「市場の上げ下げと連動する」
ということです。
これは私にとっては、「自分の人生を株式市場に預ける」としか思えません。
個別企業の株に対する投資であれば、市場全体が下げている時にも利益を出すことができます。
例えば、株式市場が壊滅状態になっている現在でも、それは可能です。
私事になりますが、今回の市場の暴落でも中国株への投資を行っていた私は、中国建材、万科企業、アリババなどへの投資で2倍以上の利益を確定しました。(ご興味のある方は、これらの株価チャートを調べてください)
個別株投資というと、企業の財務分析や、複雑な市場動向分析を行わないと勝てないように言われていますが、今回のように大多数の投資家が極端から極端に動くような状況では、売買タイミングだけに注意すれば、比較的簡単に利益を出すことができます。
もちろん、それを実行する「勇気」は必要ですが、若干の経験があれば、このタイミングを計るのは、さほど難しいものではありません。
しかし、401Kで用意されている商品では、それができないので、絶好の儲け時期に、指を銜えて見ているだけでなく、市場とともに財産が目減りしていくのを見ていなければならないのです。
欠陥その3・原資
401Kの最大のメリットは、「会社が半分だしてくれる」という点にある、と思っている人も多いでしょうし、そのように説明している会社も沢山あります。
しかし、良く考えてください。
その原資はどこから来ているのでしょう?
もちろん会社の利益です。社員が働いて得た利益です。
ということは、本来は給与として支払うべきものを年金の拠出金にしていて、しかもその運用は制限付きであるにもかかわらず、運用責任は社員に取らせるという、なんだかヘンな図式になっています。
では、これで得をするのは誰でしょう?
まず、運用実績にかかわらず、管理手数料を稼げる管理会社。
つぎに、確定給付型にともなう運用リスクを社員に押し付けることができる企業。
最後に、つねに一定の資金を株式市場に流し込むことにより、株式市場の平均株価を底上げできますから、それによって利益を得られる「誰か」。
決して年金受給者ではありません。
お金の運用など考えたくない年金受給者にとっては、自己責任の年金運用などより、一定の利率が保障されている確定給付型年金のほうがありがたいですし、自分で運用を考える人であれば、401Kよりも個別株投資のほうが、高い利益をあげられるでしょう。
どちらにとっても良いことはないのです。
401Kは、人の懐に手を突っ込んで奪ったお金を、「誰か」がよってたかって食い物にするための制度にしか思えません。
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プロフィール
一流外資系企業だから安心・・・と思ってたら、いきなり日本法人が無くなった!
HN:
だいきち
性別:
男性
職業:
ライフスタイル・コーチ
その後は、会社に頼らない生活を模索しながら会社勤めを続け、6年後に引退。
現在は、家族との自由な生活を満喫しながら、個人の幸せを追求する人を対象にした人間系コーチングを、ライフワークとして取り組んでいます。
企業の奴隷にならずに、自分らしく生きたい!経済的な自立を果たしたい!という人のお力になれるのは、とても幸せなことですね。↓こんな本やメルマガも書いてます。
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