46歳でサラリーマンを引退。今はライフスタイル・コーチとして活動しながら、家族との時間を大切にして毎日幸せに生きてます。「経済的自由!」とか、りきまずに、気楽にたのしく生きる方法のアイデアを、お裾分けしたいと思います。 こんな本やメルマガも書いてます↓
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人生の経済的な安定のために、何をどうしたら良いのか?
ということについて、ここしばらく取り上げています。
「自分の経済状況や、将来的な経済設計をコントロールする」
ということについて、きちんとした教育を受けたことがある人は、どのくらいいるでしょうか?
多分、このような話題を日常的に話す家庭というのは、ほとんどないでしょう。
良い大学に入って安定した就職したり、資格を取るように子供に言う親はいますが、経済的な管理について教えてくれる親はほとんどいないでしょう。
せいぜい、手に入れたお金に関しては、無駄遣いはするな、とか、借金はするな、といった程度のことしか言われないのではないでしょうか?
● 富を継承する
それに対して、ある程度以上の財産を保有している家庭では状況がことなります。
日本では、ある一定限度を越えた資産の所有は罪になるのか?と言いたくなるような課税方式をとっているので、ただ単に資産をもっているだけでは、どんどん目減りしてしまいます。
なにも対策を施さなければ子供に資産をそのまま継承することもできません。
一代で巨額の資産を築いた人はともかく、代々にわたって資産家である家では、お金の扱いかたを日頃から子供に教え、資産を絶やすこなく子孫に伝え、それを増やしていく方法を受け継いでいってるのです。
このような「きちんとしたお金の扱い方」を知らずに、安定した経済設計を行うことはできません。
富裕層がお金を増やし、蓄えていく方法は、
・事業
・不動産
・金融商品(株)
の三つに集約されます。(税金対策も重要ですが)
今回は、みなさんに一番身近でありながら誤解されている、株についてお話をしましょう。
● 株には手をだすな!
とか、株はバクチだ!とか、言って株式投資(を含む金融商品)を嫌う人や、逆に「株で100万円儲けた」と言って車を新調するような人は、あなたの周りにいませんか?
私にとっては、どれも株式についてきちんと理解したうえでの言動とは思えません。
そもそも資本主義社会の株式会社に勤めていながら、「株には手をだすな」というのは、究極の自己矛盾ですよね?(笑)
そもそも株式とはなんなのか?
株を所有するということが、どういう意味なのか?
そんなところから話しをはじめてみましょう。
● 株の起源
16世紀の大航海時代。
多くの貿易商が東方のお宝を求めて船を出しました。
船を出す人は、もちろん船を用意しなければなりませんし、船長や乗組員も雇わなければならないので、莫大な資力が必要です。
それで出航した船が首尾よく帰ってくれば大儲けですが、沈没したり海賊にやられれば丸損。
16世紀の話しですから、航海だって今のように安全じゃないし、出航先の国だって、長い航海の間にどうなっているかわからない、と、今とは比べ物にならないほどの危険があるわけです。
そんな中で、船を出す側にとって、一か八かのような冒険はできません。
だから必要なお金を分割して、何人かの金持ちが共同出資して、出資分に応じて成功報酬が払われる仕組みを作ったわけです。
その航海の権利の何分の1かを出資し、成功すればそれに応じた利益がもらえるし、失敗したら投資した金はパァという仕組み。
これが株の原点です。
投資する側は、一隻に1000万円払うなら、10隻に100万づつ出したほうがリスクが分散できる。
船を出したい人も一人の大金持ちを探すより、10人の中金持ちや100人の小金持ちを探すほうが楽だから資金調達がしやすい。
単にお金を集めるならば借金でも良いのですが、株式が借金と違うのは、借金は失敗した時でも返済しなきゃならないけど、株なら失敗した時は返済義務もないから出資してもらうほうは安心
そのかわり、航海が大成功だった時には借金の金利とは比較にならない利益を出資者に払わなければなりません。
これが株式のはじまりです。
次に産業革命時代になると、いろんな技術革新や新しいサービスが生まれてきました。
そうすると、すごいアイデアや技術はあるけど金が無い、っていうのは人が出てきます。
これに対して、その人のアイデアが成功しそうだと思った金持ちが貿易船と同じ仕組みを活用して出資するようになったわけです。
つまり株を買うってことは、その会社(アイデアとか冒険とか)の何分の1かを所有して自分も参加するということなんです。
だから、その会社が成功して、その会社の価値が100倍になれば、その人の買った権利も100倍の価値になる。
事業や冒険を行う側にしてみれば、返済義務のある借金で事業資金を全額まかなうことは、とても危険ですが、権利を分割して売ることができれば、危険を避けながら資金調達ができるわけです。
つまり、株による資金調達という方法は、世の中の発展のためになくてはならないシステムなのです。
● 株式市場の成立
このようにして会社の分割権が継続して所有できるようになると、それ自体の価値が認められて、流通する市場が出来て取引されるようになりました。
それが株式市場です。
しかし、お金が動くところには、アヤシイ話しが飛び交うのが世の常です。
18世紀初頭に、カリブ海貿易の独占権を得た会社が設立されて、すごい人気で株価が暴騰したんだけど、会社の実体は詐欺みたいなもので、すぐに破綻しちゃって、その株を買ってた数学者のニュートンもひどい目にあったっていう、南海泡沫事件が起こります。
これは「バブル」の語源になったほど有名な話しです。
数学の天才でも、欲得がからむと凡人並なんですね。
それで当時の国王が、やたらと株式会社を作るな!というお触れをだして審査が必要になりました。これが今の上場基準の始まりです。
その後、アメリカの開拓時代になると、どうもアメリカにはチャンスが一杯あるみたいだけど、あんな喰い詰め者ばかりのド田舎に行く気はしないなぁ、でも良い話には出資したいなぁ、というヨーロッパのお金持ちのため に、アメリカで旗揚げした会社を調べて、有望なところを紹介してくれるというサービスが現れました。
これが後のスタンダード&プアーズとかムーディーズという格付け会社でアメリカの会社の株をやり取りしてた町外れの狭苦しい場所がウォール街。
こうすることによって、ヨーロッパで眠ってたお金が、チャンスはあるけど元手のないアメリカ人のところに、配分されるようになって、社会全体に資本が効率良く循環するようになり、アメリカの産業発展が促進されたのです。
そして、この頃から、株は会社を分割所有する手段という本来の目的よりも、株の流通価格の変動の差で鞘取りをする、という派生的な目的のほうが大勢を占めるようになってきました。
今、ほとんどの人が株式売買と聞いて派生的な目的の方を考えるのは、このような流れがあったからなんです。
株の発生と成長、この二つを良く考えると、株式投資で成功するための正しい道筋が見えてきます。
良い大学に入って安定した就職したり、資格を取るように子供に言う親はいますが、経済的な管理について教えてくれる親はほとんどいないでしょう。
せいぜい、手に入れたお金に関しては、無駄遣いはするな、とか、借金はするな、といった程度のことしか言われないのではないでしょうか?
● 富を継承する
それに対して、ある程度以上の財産を保有している家庭では状況がことなります。
日本では、ある一定限度を越えた資産の所有は罪になるのか?と言いたくなるような課税方式をとっているので、ただ単に資産をもっているだけでは、どんどん目減りしてしまいます。
なにも対策を施さなければ子供に資産をそのまま継承することもできません。
一代で巨額の資産を築いた人はともかく、代々にわたって資産家である家では、お金の扱いかたを日頃から子供に教え、資産を絶やすこなく子孫に伝え、それを増やしていく方法を受け継いでいってるのです。
このような「きちんとしたお金の扱い方」を知らずに、安定した経済設計を行うことはできません。
富裕層がお金を増やし、蓄えていく方法は、
・事業
・不動産
・金融商品(株)
の三つに集約されます。(税金対策も重要ですが)
今回は、みなさんに一番身近でありながら誤解されている、株についてお話をしましょう。
● 株には手をだすな!
とか、株はバクチだ!とか、言って株式投資(を含む金融商品)を嫌う人や、逆に「株で100万円儲けた」と言って車を新調するような人は、あなたの周りにいませんか?
私にとっては、どれも株式についてきちんと理解したうえでの言動とは思えません。
そもそも資本主義社会の株式会社に勤めていながら、「株には手をだすな」というのは、究極の自己矛盾ですよね?(笑)
そもそも株式とはなんなのか?
株を所有するということが、どういう意味なのか?
そんなところから話しをはじめてみましょう。
● 株の起源
16世紀の大航海時代。
多くの貿易商が東方のお宝を求めて船を出しました。
船を出す人は、もちろん船を用意しなければなりませんし、船長や乗組員も雇わなければならないので、莫大な資力が必要です。
それで出航した船が首尾よく帰ってくれば大儲けですが、沈没したり海賊にやられれば丸損。
16世紀の話しですから、航海だって今のように安全じゃないし、出航先の国だって、長い航海の間にどうなっているかわからない、と、今とは比べ物にならないほどの危険があるわけです。
そんな中で、船を出す側にとって、一か八かのような冒険はできません。
だから必要なお金を分割して、何人かの金持ちが共同出資して、出資分に応じて成功報酬が払われる仕組みを作ったわけです。
その航海の権利の何分の1かを出資し、成功すればそれに応じた利益がもらえるし、失敗したら投資した金はパァという仕組み。
これが株の原点です。
投資する側は、一隻に1000万円払うなら、10隻に100万づつ出したほうがリスクが分散できる。
船を出したい人も一人の大金持ちを探すより、10人の中金持ちや100人の小金持ちを探すほうが楽だから資金調達がしやすい。
単にお金を集めるならば借金でも良いのですが、株式が借金と違うのは、借金は失敗した時でも返済しなきゃならないけど、株なら失敗した時は返済義務もないから出資してもらうほうは安心
そのかわり、航海が大成功だった時には借金の金利とは比較にならない利益を出資者に払わなければなりません。
これが株式のはじまりです。
次に産業革命時代になると、いろんな技術革新や新しいサービスが生まれてきました。
そうすると、すごいアイデアや技術はあるけど金が無い、っていうのは人が出てきます。
これに対して、その人のアイデアが成功しそうだと思った金持ちが貿易船と同じ仕組みを活用して出資するようになったわけです。
つまり株を買うってことは、その会社(アイデアとか冒険とか)の何分の1かを所有して自分も参加するということなんです。
だから、その会社が成功して、その会社の価値が100倍になれば、その人の買った権利も100倍の価値になる。
事業や冒険を行う側にしてみれば、返済義務のある借金で事業資金を全額まかなうことは、とても危険ですが、権利を分割して売ることができれば、危険を避けながら資金調達ができるわけです。
つまり、株による資金調達という方法は、世の中の発展のためになくてはならないシステムなのです。
● 株式市場の成立
このようにして会社の分割権が継続して所有できるようになると、それ自体の価値が認められて、流通する市場が出来て取引されるようになりました。
それが株式市場です。
しかし、お金が動くところには、アヤシイ話しが飛び交うのが世の常です。
18世紀初頭に、カリブ海貿易の独占権を得た会社が設立されて、すごい人気で株価が暴騰したんだけど、会社の実体は詐欺みたいなもので、すぐに破綻しちゃって、その株を買ってた数学者のニュートンもひどい目にあったっていう、南海泡沫事件が起こります。
これは「バブル」の語源になったほど有名な話しです。
数学の天才でも、欲得がからむと凡人並なんですね。
それで当時の国王が、やたらと株式会社を作るな!というお触れをだして審査が必要になりました。これが今の上場基準の始まりです。
その後、アメリカの開拓時代になると、どうもアメリカにはチャンスが一杯あるみたいだけど、あんな喰い詰め者ばかりのド田舎に行く気はしないなぁ、でも良い話には出資したいなぁ、というヨーロッパのお金持ちのため に、アメリカで旗揚げした会社を調べて、有望なところを紹介してくれるというサービスが現れました。
これが後のスタンダード&プアーズとかムーディーズという格付け会社でアメリカの会社の株をやり取りしてた町外れの狭苦しい場所がウォール街。
こうすることによって、ヨーロッパで眠ってたお金が、チャンスはあるけど元手のないアメリカ人のところに、配分されるようになって、社会全体に資本が効率良く循環するようになり、アメリカの産業発展が促進されたのです。
そして、この頃から、株は会社を分割所有する手段という本来の目的よりも、株の流通価格の変動の差で鞘取りをする、という派生的な目的のほうが大勢を占めるようになってきました。
今、ほとんどの人が株式売買と聞いて派生的な目的の方を考えるのは、このような流れがあったからなんです。
株の発生と成長、この二つを良く考えると、株式投資で成功するための正しい道筋が見えてきます。
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プロフィール
一流外資系企業だから安心・・・と思ってたら、いきなり日本法人が無くなった!
HN:
だいきち
性別:
男性
職業:
ライフスタイル・コーチ
その後は、会社に頼らない生活を模索しながら会社勤めを続け、6年後に引退。
現在は、家族との自由な生活を満喫しながら、個人の幸せを追求する人を対象にした人間系コーチングを、ライフワークとして取り組んでいます。
企業の奴隷にならずに、自分らしく生きたい!経済的な自立を果たしたい!という人のお力になれるのは、とても幸せなことですね。↓こんな本やメルマガも書いてます。
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