安くて楽しい！

会社を辞められるようになるには、給与外の安定収入が、月々の生活費を上回っていれば良い。

じゃ、具体的にいくら必要？

私の場合には、生活費プラス、投資にまわせるお金と預貯金にまわせるお金が、毎月１０万円づつというのが目標でした。

うちは夫婦二人なので、生活費は小遣いも入れて３０万円あれば十分。

３０万じゃ満足な生活ができないと思いますか？

確かにサラリーマンをやっていると少ない気もしますが、会社を辞めた後の生活だと、月３０万ってけっこう裕福に感じるものです。もちろん個人差はありますけどね。

会社を辞めて気づいたのは、会社に行くこと自体にすごいお金がかかるってこと。

都内の会社に勤めていれば、昼食やお茶やコーヒーに毎日１，０００円以上かかる。
通勤電車の中で読む本や雑誌。会議の眠気覚まし用のFRISKやガム。
ストレスが溜まりまくった同僚や部下との飲み代だって、中間管理職だから、部下を誘えば自腹で奢らなきゃならない。
残業で疲れた時は、ついタクシーを使ったりする。
スーツや靴だって買わなきゃならない。
夫婦で忙しければ外食も増えるし、手間がかからない高級食材を買ったりする。

一つづつは少なくても、これらを合計すると、かなりな金額になるんですねー。
しかし、会社に行かなければ、こんなコストは一切かかりません。

食事だって、近所の商店街で、安くて美味しい旬の食材を、ゆっくり探すことができる。
料理だって、楽しみながら時間をかけて作ることができる。

例えば市場で安く買った魚を七輪で焼いて食べてみると、
炭火で焼いた、本当の焼き魚の美味しさ。
自分で鰹節をかいて出汁をとった味噌汁の美味しいさ。
ちょっとした残りもので作った炊き込みご飯の美味しさ。

そんなことが実感できます。


どれもちょっとした手間で済むことなんですが、会社勤めをしていたらできないことなんですね。

今まではアマゾンで、やたらと買ってた本やCDも、図書館で、ゆっくり選びながら借りることができる。
本屋じゃ出会えないような良書に出会うことができる。

いままでお金を払ってすませていたことを、自分の時間を使ってやってみると、楽しい発見が沢山あります。

すると、格段にお金がかからないのに、楽しくて質の高い暮らしができてるようになるんですね。

実際、ムリに切り詰めてるつもりはありませんが、我が家は収入の半分以下で暮らせるようになりましたよ。